この記事では、思い通りのWordapressサイトを構築、運営する上で欠かせないプラグインの基礎知識、プラグイン導入の注意点について説明します。
プラグインとは
プラグインはWordPressに機能を追加するものです。
WordPressサイトの運用やセキュリティ対策、ページ表示に関わること、他サービスとの連携など、たくさんの種類があります。
プログラミングの知識がなければできないことも、プラグインの力を借りれば簡単に理想の動きを実現できるところが大きな魅力です。
WordPress プラグインは WordPress の機能を拡張する PHP スクリプトです。サイトに、既存の機能を強化したり、新しい機能を追加したりします。プラグインは大体がボランティアによって開発されており、一般的に無料で公開されています。
プラグインの管理 WordPress.org 日本語公式サイトより
プラグインはテーマに似た動作をするものがあるので混乱しがちですが、
テーマはWebサイトの外観を整えるもの
プラグインはWordPressに機能を追加するもの
というように分けて理解すると取り組みやすいでしょう。
プラグインの注意点
プラグインは簡単にインストールでき、便利に使えるため、あれもこれもとたくさんインストールしてしまいがちです。
しかし、利用するプラグインは最小限にするのが鉄則。
その理由は下記の通りです。
Webサイトの動作が重くなる
多くのプラグインを入れ過ぎると、その分、サーバー側での処理が増えるためWebサイトの動作が重くなることがあります。
プラグインの相性問題
プラグインにも相性があり、プラグイン同士が影響しあって機能しなくなるケースがあります。
WordPressの動きにも影響する
WordPressの動作がおかしくなったら、まずはプラグインを疑えと言われるほど不都合の原因になることが多いものです。
特に、プラグインを新しくインストールした後や更新した際にトラブルが発生しがちです。
WordPressの動作が重い、ページ速度が遅くなった、いきなりページが真っ白になった。
そんな場合は、プラグインをひとつひとつ無効化して、不都合を起こしている原因を探りましょう。
プラグインの導入は1つずつ行う
一度に複数のプラグインを導入すると、不都合が起きた時の原因を特定するのが難しくなります。
1つずつ動作を確認しながら導入していくようにしましょう。
プラグインに依存するリスク
そのプラグインがないとWebサイトの運営が難しくなるようなものは、よく検討してから導入しましょう。
例えば、会員制サイト機能や予約システム、クライアントが簡単入力でページができるカスタムフィールドなど、そのプラグインがなくなることでWordPreessサイトの作り直しが発生するのは避けたいですね。
利用しないプラグインは削除する
利用しないプラグインをインストールしたままの状態にしておくのはセキュリティ的にリスクが高いので、不要なプラグインは削除するようにしましょう。
必要となった時は、後から、再度追加することができます。
プラグインの更新とは
WordPress本体やテーマと同様にプラグインも機能向上やセキュリティ強化のため、定期的に更新されていきます。
プラグインを更新しないで古いままにしておくとセキュリティの問題はもちろん、WordPress本体のバージョンアップに対応できなくなり、動作しなくなるケースもあります。
プラグインを選ぶ基準
定期的にプラグインの更新がされていること
長期間、更新されてないプラグインは開発が止まったままになっている可能性があるので要注意です。
有効インストール数を確認する
プラグイン紹介の個所では有効インストール数と★の評価があるので、同じような機能を持つプラグインの比較に利用しましょう。
有料版の有無
ほとんどのプラグインは無料で提供されています。
とてもありがたいことですが、無料のプラグインはいつ開発が止まってもおかしくないとも言えます。
Webサイトの運営に大きく影響するプラグインの場合は有料版があるもののほうが安心です。
まとめ
- プラグインはWordPressに機能を追加するもの。
- WordPressの動作がおかしくなったら、まずはプラグインを疑う。
- 本当に必要なプラグインだけにして、定期的に更新していくこと。
プラグインを利用する上で必要な知識を紹介してきました。
いろいろと注意点もありますが、プラグインは簡単・便利にWordPressの構築・運用を助けてくれる機能であることには変わりはありません。
必要な時に必要なだけ利用して、削除してもWordPress運営に影響しないプラグインもたくさんあるので、上手く利用していきたいですね。